武蔵野紀行31
2017年 09月 28日
いつだったか東京文京区小石川の名所を検索していたら
光園寺にある1本の古木の大イチョウ記事を見つけた
戦前に文部省から日本一の大イチョウとして指定された大イチョウである
大イチョウは東京大空襲で被災し上部が焼失した
しかし植物の持つ再生能力で枯れる事無く現在に至っている
これは炭化した木肌のおかげで虫が付かないので腐る事がないのだそうだ
枝葉が無いのが気になるけれど苦しみに耐えて立つ姿が我々に戦争の悲惨さ教えてくれている様だった
裏に回ると木肌が炭化しているのが、すぐ分かった
逆光だったので神々しく見えた
痛々しい姿だ
下部に目を移すと新芽があった
この新芽から枝葉が伸びて行って欲しいものだ
少し側面の方へ行くと柵がしてあり隙間から覗くと空洞になっていて
少し炭化した木肌が見えた
光園寺の周辺を見渡すと、大イチョウの一部(なのだろうか)の木が横たわっていた
上部が消失して、その中間辺りが枯れようとしていたので倒れると危険なので
伐採したのだろうか?
横たわっているイチョウを見てみると新芽なのか、草なのか生えていた
もっと観察すればよかったと今頃になって反省した
それにしても深く刻まれた年輪?が1度目のインドで旅したインド領チベットの
ラダックの老人の深く刻み込まれた、しわを思い出した
次は、まさか此処で見る事が出来ようとは、と云うような出会いの写真記事です
炭化したのは戦災でしょうか
それとも火災
こんな姿になっても生命を感じさせる
すごいですね
横たわってるイチョウの川の流れのような線模様は仏教寺院の古仏像の背後などによく施されてる彫刻を思い起こします。
我が町から近いヒルデスハイムという町の教会の中庭に千年のバラという樹齢千年のバラが生えてるのですが、
戦時中の空襲で教会は破壊されたのに、このバラの根は生き残っていたのですよ。
そのバラの花は今でも美しく咲いて、毎年開花の時期には見に行くのを楽しみにしています。今年は旅行中で見そびれましたけど。
http://sternlein.exblog.jp/23583635/
http://sternlein.exblog.jp/24425656/
文京区小石川という地名を聞くと、憧れを感じます。
夏目漱石を夢中になって読んでた時期があって、
本の中によくこの地名が登場するのですよね。
炭化したのが、かえってイチョウに最適だったかも知れませんね
人間が、このような状態になったら
あっと言う間にあの世行きですもんね
植物の生命力には驚きます
横になっているイチョウが彫刻のようでしたか
僕も対面した時、彫刻のように思えました
龍の鱗のようで全体像を見ると龍に見えました
ただ、テキスト文にする時、違った思いが出て写真のテキスト文には
撮った時の思いと反対の事を書きましたけどね
千年のバラ、拝見しました。凄い生命力に関心しました
花はそんなに生きられないと思いますが神が宿っているようですね
教会の造りもイスラム風で面白いです。でもギリシャ建築なんですよね
夏目漱石は「吾輩は猫である」と「坊ちゃん」しか知らないのですよ
文京区には東大があり手つかずの森の中央に心字池があり
「三四郎」の舞台になってます(読んだ事がないですが)
小石川は武家屋敷が多かったそうで跡地を利用して庭園がありますね
東大も武家屋敷でした