武蔵野紀行47
2017年 10月 15日
下町風俗資料館の付設展示場の旧吉田屋酒店に行った1週間後に
上野公園内にある下町風俗資料館を訪れた
大正から昭和までの長屋からテレビが普及し始めた昭和の風景を見たくなったのだ
上野公園にには何度も行った事があり資料館は知っていたが素通りしてしていた
これも雅叙園の百段階段のイベントが、きっかけで
もう一度昭和の木の香りのする家を見たくなったのだ
大阪の写真学校に入学が決まった時に初めて買った写真雑誌のアサヒカメラに
篠山紀信が「家」と云うタイトルで古民家の内部の写真を発表していた
それまで篠山紀信の名前を知ってはいたがアイドル雑誌の専属カメラマンで
主に表紙写真を担当していて名前が目次に出ていたので知っていただけだったが
アイドル以外の写真を見たのも初めてだったし
バイタリテイ溢れる「家」の写真に釘付けになり,その後、彼の写真を、あらゆる媒体で見る事になった
復元された昭和の家の内部
僕が生まれた時、言葉が上手く喋れるようになった時にはテレビがあったが
電話は中学になってからだった
そんな小さい時の記憶で覚えているのが「小人プロレス」だった
小人がプロレスをしているのに驚き興奮しながら見ていたけど
何時の間にか放映がされなくなった
後に知った事だが差別に繋がるという理由で打ち切りなったそうだ
元々は女子プロレスの前座試合で、試合を見に行かない限り彼らを見る事が無くなった
すっかり小人プロレスの事を忘れてしまったある日にお笑い番組に
小人レスラーが出て来て飛んだり跳ねたりしていた
差別問題が根底にあるのも寂しい話で彼らは、ハンデイを乗り越えて仕事をしているのにと
この間も彼らが出ていた番組を見て改めて思った
ちなみに現在は跡継ぎが無く二人しか小人プロレスラーがいなく絶滅しかけているのだそうだ
ラジオは父親の野球を聞くための必需品で必ずテレビとラジオを付けていた
なのでうるさくて仕方がなかった。野球の季節が終わると、ほっとした
ラジオは中学生から深夜放送を聞きだした
写真にあるようなラジオではなく新しく買って貰ったお洒落なラジオである
東京オリンピックを小学校の家庭科室か何かで見た事がある
先生がテレビの扉を重々しく開いていた
カラーになったのは僕が中学生の時だった
テレビ横のミシンは足踏み式で小学校の家庭科でミシンの授業があったので
母親からやりかたを教わった
右にあるのは炊飯器で僕の家と同じ型だったかな
下駄も見なくなった。散歩に行く時の大人のアイテムだったような気がする
ちゃぶ台
よくテレビドラマでひっくり返されていた
汲み取り式トイレ
左にあるのはトイレ用の水タンク?
僕の子供の頃の家は農家の借家で外にトイレがあって
トイレから手が出てこない様に祈っていた
行くまでの通路の電気が暗くトイレ内も暗かったからだ。冬の夜は、めちゃ寒かった
水は直接落ちると、びちゃびちゃになるので
外に落ちる仕組みになっている
土間に落ちるようになっていたが
家は外にあったので土間がびちゃびちゃになる事はなかった
僕の家は借家だったので家の前にある大家さんのお風呂を貰っていた
冬は沸かさない時もあったが夏は大変なので
両親の知り合いの家にお風呂を借りに行っていた
街灯が暗く懐中電灯で道を照らしながら歩いて貰い風呂をしていた
今時こんな街灯が無いと思うし
こんな街灯で一人で歩けと云われたら泣き叫ぶだろう
それだけ夜が怖かった
でもその分、星が綺麗に見えていた
その後、家を越して、また借家だったが風呂付だったので嬉しかった事を覚えている
続く
まあ、
ほぼほぼ自分の子供の頃の景色ですね。
ただ、ちゃぶ台生活ではなかったですね。
ちゃぶ台は、やはり巨人の星でしょう。
子供の頃に あったものばかり・・・
下町風俗資料館いいですね。
下町の人々の暮らしがよくわかります。
トイレのタンクは下から水が出てきて手を洗うのです。
そして下の手ぬぐいで拭くのです。
篠山紀信の民家シリーズは知りませんでした。
ほぼ、ほぼですか
子供の頃に見たものと再会出来ました
巨人の星で一徹がちゃぶ台をひっくり返したのは1回だけだそうです
ちゃぶ台の夕食が乗っているのを何回もひっくり返していたら
PTAから苦情がきますもんね
巨人の星の最終回は感動しましたが泣けるシーンでした
最後は左腕を壊して皆の前から消えて行くのですが
テレビの最終回は原作と違うので失望しました
ちなみに大リーグボールを投げすぎて左手ダメになったそうですが
単なる肉離れだったそうです
大家さんの家にお風呂を借りるのと
トイレが外にあったのが嫌だったです
冬の暖房の掘りごたつが見られなかったのが残念です
火鉢は見れました。火鉢で御餅を焼いていた頃が懐かしいです
あの頃、何も考えずに生活してましたね
同世代ですか
農家の借家住まいでしたからね
だからトイレが外にあったんでしょう
小学生の時初めて父親の実家に行って夜にトイレに行ったら
電気が無く懐中電灯かろうそくを持って入りました。滅茶怖かったです
篠山紀信の民家シリーズを9月15日~10月3日まで品川のキャノンギャラリーで
開催していたそうで知るのが遅く終わってからでした。残念でした
旅先で郷土博物館に入るのが好きです。
そこでも昔の人の暮らしぶりが再現されていて楽しいです。
昔のトイレは怖いですよね。
トイレから手が出てこない様に祈っていた。。。わはは、
分かる、分かる、子供らの間でよくそんなこと言われてたなあ。
ラストの街灯、子供の頃は怖かった思い出があるのでしょうけど、
いい感じに撮れてますね。
子供の頃に夜の時間に外で怖かったといえば、
近所の庭の柵の上方にそびえていた木、
夜の暗さの中でガラモンに見えて怖かったです(笑)
そこの前を通らなければいけなかった時は、
できるだけ見えないように下を向いて歩いてました。
芸術的な展覧会(写真展は除きます)は分からないので
行かないですが風俗資料館は面白そうなので入ってきました
木造建築の家を最近見ないので懐かしかったです
トイレの花子さんとかね当時の子供達の都市伝説は
今となっては面白いです
幼稚園の時とか小学校低学年って何故かトイレに行くのをからかいますよね
それが嫌でしたね。おまけに汚いし^。中学ぐらいから清潔になったようですがね
ガラモンですか。懐かしいですね。ウルトラQは全巻買っちゃいました
暗いから星空が綺麗に見えました。遠足の前夜なんか星が出てないと
晴れてくれと願ってましたもん。でも、やっぱり夜は怖いですね
小学校低学年の時初めて父親の実家に行った時
何故か夕方に父親の両親の墓参りに行く事になり
墓が怖くて母親の後ろに隠れてました
昼間のお寺にある墓の中で遊んだりしてましたが
夕方は超ビビりましたね。カランコロンと下駄の音が聞こえない様に願ってましたよ( ´艸`)